手刀を斬り落とすという動作の中にある難しい課題

こんにちは、とっちーです。
福岡もすっかり秋めいてきました。朝の風は寒いくらいですが、合気道の朝稽古には気持ちいい環境です。

さて、今回の番外編。きのぴーこと木下さんが苦戦した「手刀から斬り落とす」という動作に大苦戦して、本編ではカットした部分を中心にお届けしました。

手を斬り落とすわけではない意識の置きどころ

たしかに動作だけ見ると「ただ手を下に降ろしてるだけ」。
ところが中村先生の斬り落としでは、きのぴーがしっかり体ごと切り落とされているのが分かります。

と、書いたそのままで、実は手刀から「手」を斬り落としているのではなく、相手の本体を「斬り」にいっているわけですね。

稽古では、目で先生の形を見て、それを再現する形で自分がやるわけですが、どうしても形だけマネても、同じようにいかないのは、この「意識の置きどころ」なんだと思います。

動画の後半にもあったように、実際斬り落とした手が相手の中心まで到達するためには、重心移動をするなどが必要になってきます。

ちょっとした意識の持ち方の違いなのですが、結果がこれだけ違ってしまう。稽古する際は、「どういう形でやっているか」の観察とともに「何を意識すべきか」を同時に考える必要があるのだなと思った次第です。